section17『御忍び麺処 nakamuLab.(ナカムラボ)』

こんにちは、ナガタ建設の永田です。
今日は「都府楼の杜」のある太宰府市を飛び出して、福岡県と佐賀県の県境・那珂川市にある一風変わったラーメン屋さんをご紹介します。
そのお店とは、「御忍び麺処 nakamuLab.(ナカムラボ)」。店名からして何やらワクワクしますよね。
「都府楼の杜」から車を走らせること約30分、のどかな田園風景が広がる那珂川市北部に到着しました。
お店の住所に行ってみると…どこにも飲食店のような建物は見当たりません。
すると、「ナカムラボ。」と書かれた木製の看板が置かれた民家が目に入りました。

「まさか、ここ?」と戸惑いながら玄関のインターフォンを押すと、「いらっしゃいませ!中へどうぞ」と声がするではありませんか!
そう、ここは民家でラーメン屋を営むというユニークなスタイルのお店なのです。
1人でお店を切り盛りするのは、オーナーの中村さん。前回紹介した「お石茶屋」の古川さんと同級生とのこと!ご縁がありますね~。
中村さんは博多のとんこつラーメンの老舗店で修行を積んだ後、海外出店で世界各国を飛び回ったのだとか。
やがて独立を夢に日本へ帰国。故郷の福岡で住まいを探していたところ、友人の祖父が高齢になり住めなくなったという現物件を借り受けることになり、ここで念願のお店を開業することにしたそうです。
誕生秘話からして実に興味深いですよね。

店内はカウンター2席、テーブル2席というこぢんまりとした空間ゆえ、利用は完全予約制。30分単位で入れ替えるようにしているので、他のお客さまとかぶらずに気兼ねなくラーメンを堪能することができます。
だから“御忍び”なんですね!

麺は、「鶏白湯soba(780円)」「和風醤油soba(740円)」「担々麺(850円)」の3種のみ。
なぜ修行してきたとんこつが無いのか?と不思議に思い尋ねてみると…「海外でも通用するラーメンにするためです。
豚肉がタブーの国の人でも食べていただけるよう、豚骨ではなく鶏ガラを主体にしたラーメンを追究することにしました」と中村さん。

海外を視野に入れているので、店名も英語、メニューも「soba」になっているのか!と納得しました。お話を聞いたところで、初心者におすすめという「鶏白湯soba」をいただくことに。

カプチーノのようなクリーミーなスープに、チャーシューとレモン、ドライトマト、小松菜がトッピングされ彩り豊か。見た目からして食欲がそそられます。
それでは、いただきま~す!

トロトロのスープが中細麺に絡み付き、鶏の風味が口いっぱいに…う~ん、美味しい!
自家製のチャーシューは豚と鶏の2種類。これがまたジューシーで美味しいんです。
レモンのエキスとドライトマトの爽やかな酸味がよりスープの旨味を引き立て…ああ、お箸が止まらない。
使用する食材は、鶏、豚、青菜などの身近なものだけ。
特別なものは使わず、“無化調”にこだわり素材本来の味だけで旨味を引き出しているそう。

自家製の餃子もオススメ。

餃子は1人前4個入りで280円(写真は2人前)。
ケータリングやイベント出店にも積極的で、その際はお店にはないメニューを楽しめることもあるようです。
SNSでイベント出店情報を公開しているので、気になる方はチェックしてみてください。(店名で検索)

お店の予約は電話をはじめSNSでも可能。目からウロコの美味しさを、ぜひみなさんも体験してみてください!

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御忍び麺処 nakamuLab.(ナカムラボ)
住所/福岡県那珂川市別所1067-8
TEL/090-4358-1696

11:00~15:00、17:00~21:00  
定休/不定 ※完全予約制(前日、もしくは当日までに事前予約が必要)
駐車場/あり