section22『ちいさな まめ屋 珈琲Chiba』
ちいさな まめ屋 珈琲Chiba
こんにちは、ナガタ建設の春田です。
仕事の合間のリフレッシュや、食後の優雅なひと時にコーヒーは欠かせませんよね。今日は、「東京からわざわざ豆を買いに来る店がある」という話を聞き、噂の店「ちいさな まめ屋 珈琲Chiba」へやってきました。
こちらはその名の通り「ちいさな まめ屋」で、カフェではありません。レストランやカフェなどへの卸売りを中心に、店頭でもコーヒー豆を販売しています。店は5坪ほどで決して広くはないですが、店内に充満するコーヒーの香り、存在感たっぷりの焙煎機や棚に並ぶ年代物のミルといった、コーヒー好きの琴線にふれる武骨な空間は“男の秘密基地”感が漂っています。
店主の千葉孝範さんは太宰府市出身で、「珈琲Chiba」は2006年7月にオープン。当初はコーヒー豆の挽き売りもしていましたが、砕いて粉にした豆は自分が理想とする新鮮でおいしい味とは異なるため、翌年2月より豆のみを販売するスタイルとなったそうです。
「挽き豆の販売をやめることは、とても勇気のいる決断でした。しかし、コーヒー豆は細かく挽くことで酸化が進み、急速に劣化してしまうんです。当店は新鮮な豆にこだわっているので、挽きたてならではの豊かな香りと味わいを楽しんでほしいですね。豆を挽いてからコーヒーを飲む、ゆとりある時間も大切にしてほしいです」と千葉さん。
「珈琲Chiba」が仕入れるコーヒー豆は、欠点豆(割れたものや未成熟なものなど)が少ない最高水準の規格「G1」。それでも少量残る欠点豆を、千葉さんは丁寧にハンドピックで取り除いています。それと同時に豆の大きさを揃えることで、焙煎にムラがなくなるそうです。
そして、店内の直火式焙煎機で焙煎するのですが、焙煎後にも割れたものや火加減が均一でないものを選別。「ハンドピックはすごく手間のかかる作業ですし、1割ほどの豆が取り除かれるのはもったいない気もしますが、すべては本当においしいコーヒーを飲んでもらうため。当店は豆の新鮮さを重視しているので、少量ずつこまめに焙煎しています」。
今日は取材ということで、特別にコーヒーを淹れていただきました。挽きたての豆にお湯を注ぐと、ムクムクと泡立てながら膨らんでいきます。これは豆からガスが放出されたもので、この膨らんだ泡こそが新鮮なコーヒーの証なのです。店頭では常時8種類ほどの焙煎豆と焙煎麦茶を販売。個人でも200g以上であれば、好みの豆を焙煎してもらえます(要予約)。
そのほか、アンティークミルやドリッパーなどのコーヒー器具をはじめ、コーヒー豆柄の六重ガーゼハンカチやポケットティッシュケースのような雑貨も販売しています。
「ちいさな まめ屋 珈琲Chiba」は、「都府楼の杜」から車で約8分。西鉄二日市駅の近くにあります。
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「ちいさな まめ屋 珈琲Chiba」
福岡県筑紫野市二日市中央6-6-20
TEL/092-929-1333
10:00~17:00
定休/日曜日
駐車場1台
http://coffeechiba.com/